保健室



「奈央、冗談…だよな?」



私は静かに首をふった



「……そいつ誰なんだよ!!」

賢治は私に顔を近づけて怒鳴った



怖い…


カタカタカタ・・・・


自分が震えているのが分かる





「おいっ!!!」




賢治がそう叫んだとき、私の目の前に大きな背中が見えた


「ストーップ!」



は…やと?


「先生、そんなデカイ声出したら近所迷惑じゃないっすか?」



「お前、宮川…」



「それに、自分がどんなことして奈央のこと傷つけたのかよく考えよろ。」


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