存在意義をつかめ
「天背ぇ高くなったなぁ~」

雄也が悔しそうに言う。

「確か前179㎝って言ってたよ~」

そういうと雄也は笑って

「セーフ。俺180㎝やし」

といってホッとしてる

「2人とも背高いね~」

私の身長は159㎝。天とは20㎝差。雄也とは21㎝差もある。

「空がちっちゃいんじゃない?」

と笑いながら頭をなでられる

「ちっちゃくないもん!」

ちょっとすねたようにそう言うと

「はいはい」

そうあしらわれた。

そうしてるうちに学校に着く。

貼り出されているクラス表をみると私は1組。雄也は6組だった。

「えぇ~…。一番遠いやん…」

というと

「いいやん。別に。俺会いに行くし。」

と素っ気なくだがいってくれた。

「約束やに?てか空も会いにいくし~!」

「おぉ~」

2人で約束して1組の前で別れる

「バイバ~イ」

「おぅ。じゃあなぁ~」

雄也はそのまま6組のほうへ歩いて行った
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