存在意義をつかめ
びくびくしているのが解ったのか『1人』は声をかけてきた

「あのー?俺のこと怖い??」

急な質問。声が柔らかかったのにも驚いた。

「ふぇ?」

驚いたついでにへんなこえがでた

「あーごめんね急に」

苦笑いをしながら話を続ける

「俺外見がこんなのだから人にけっこー怖がられちゃってさぁ・・・」

アハハと乾いた笑いをしながら(?)悲しそうにそうつぶやいた

…いい人なのかな?
「えっと・・・最初はちょっと怖かったです。でももう平気かも」

そう言うと『1人』は

「そっかぁ。じゃあいっかwww」

とだけいった

「あの~?」

何故か私は声をかけた

「ん?何かな?」

「えっと…お名前は?」

いつまでも『1人』では悪いしね。。。

それにお隣の席なんだし

「あぁ~!忘れてた!俺の名前は加藤優羽 カトウユウ 優しい羽って書くの 君は?」

優羽…似合ってない名前wwww

「私は、羽柴空です。空ってかいてクウってよみます」

「空ね。オッケー覚えた!てか苗字に羽って字入ってるよね?」

名前を覚えてもらえたようだ

「はい。羽に柴犬の柴ですから」

「柴犬の柴か。てか羽仲間やね~!」

< 7 / 8 >

この作品をシェア

pagetop