僕らの時間〈3〉
藤原君は無口やと思てたけど、意外と喋る子なんやな。

気がつけば夕陽が差していた。

背筋を伸ばした後に周りを見渡す。

何とか物も置けたし、あとは明日にでも買い足していけばええかな。

「あの二人遅いなぁ。
御飯でも作って待っててあげよか」

「そこまでは悪いです」




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