僕らの時間〈3〉
藤原は何かを思い出したのか、鞄を取り出し何かを取り出そうとしている。

「福田先生が高原に」

綺麗に包装された包み。

「何で?」

「前に引越し手伝った御礼やって」

「ふーん」

開けてみるとシュシュとシャンプーにリンスが入ってあった。

「何や悪いなぁ…こんなもろて」





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