僕らの時間〈3〉
「もう昼ですからね」

「起こしてくれてもいいやんけ」

「昨日も遅うまで仕事してはりましたから、ゆっくり寝てもらおうと思って」

昔から優しい。
自分の事より俺の事を優先に考えてくれる。

その優しさが時より寂しくなるんよ。

大ちゃん気付いとるけ?

「梅雨明けしてんて。
天気もええし洗濯日和や」

パンパンと打ち付ける音は、洗濯物だったのだ。

しかし、太陽の眩しさより、あなたの方が眩しいです。






………end………?





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