僕らの時間〈3〉
大ちゃんはキッチンでデザートを作っている。
その隣で子供のように目をキラキラさせている高原が食いつくように見ていた。

もし、ほんまに夫婦で家族が出来たらこんな感じなんやろうな。

高原みたいな乱暴な子やなくて大ちゃんみたいな料理の出来る子がええわ。

妄想に浸っていると藤原の声で現実に引き戻された。

「顔が気持ち悪い過ぎて二人が引いてます」




●end………?●





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