僕らの時間〈3〉
「そんなん言うたら一生懸命作った娘に悪いで?」

きっと想いを込めて作ったに違いない。
だって俺も五十嵐の為に今日作ったのだから。

「大ちゃんは、嫌やないの?」

悲しい顔せんといて。
男前が台無いしですよ。

「嫌やけど…一生懸命作った娘の気持ちもわかんねん」

「うん、大ちゃんは優しいね。でも俺の気持ちもわかって」

優しく優しく五十嵐に抱き締められた。



…………end………?




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