初恋は君にだけ。





トボトボと重い足を前に踏み出す。




初日からこんな沈んだ気持ちになるなんて考えもしなかった…




学校へ着くと、クラス発表がされていて友紀と同じクラスになれた。




「またよろしくね!」




「こちらこそ~」




軽い挨拶を交わしたあたし達は、指定された教室へと向かう。




ここは1年生だけの校舎だから先輩は立入り禁止らしい…




さすがに新入生だからか、皆落ち着いた感じで派手な人はあまり見られなかった。




「席近いね~っ」




「だね!鞄置いて探検しよぉ♪」




せめてこの校舎内だけの探検…迷子にもなりたくないしね。




あたしと友紀は鞄を置き、教室を出た。




< 4 / 6 >

この作品をシェア

pagetop