初恋は君にだけ。
思わず友紀の台詞を続けて呟いた。
グラウンド……光の正体は太陽だったんだ。
それにしても朝練をしている生徒達がいっぱい…先輩達。
「でもグラウンドにしては狭くない?」
友紀の言葉に我に返ると、キョロキョロと辺りを見渡した。
本当だ。
グラウンドにしては地面が土じゃない。
しかもバスケットコートだけしかないなんて…どう見てもグラウンドではないよね。
「あっれ~?新入生?」
近くで男の人の声がして、慌てて声がする方に振り向く。
…と、ジャージを着た先輩らしき人があたしと友紀を高度