*キャラメルドロップ*




小倉の顔は、今にも泣きそうなカンジだった。


やべ……泣くなよ?


と 思っていたら、小倉は俺に背を向けた。


そして、ホウキを持ってきて……


「バカ東ヶ崎ィィ!」


そう言ってホウキを俺に投げつけようとした。


が、何かにつまずき、小倉は俺の胸の中に飛んできた。


………………。


どいて くんねぇかな…


ハァ… とため息をついた とき…




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