*キャラメルドロップ*




「麗華~♪ノート返し…に…」


バットタイミング。


小倉が俺の胸の中にいる状態で、天音が来た。


さらには


「麗華お久♪晃羅、龍!…って龍何してんの?」


咲音にまで見られた。


「とお…る?」


今にも泣きそうな声で、天音は喋る。


「飽き…たなら言っ…てくれッ…れば良いじゃんか。龍の…バカッ」


飽きてねぇよ…。


天音はどこかへ行ってしまった。


「あんた最低。彼女いんのにッ。天音が可哀想」


咲音はそう言いながら、天音を追いかけた。


その後、小倉にはずっと謝られていた。



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