*キャラメルドロップ*
あれは…誰?
そこにいたのは笹嶋捺輝クンだった。
「捺輝クン…?」
「おっ甘崎!……って、なんで泣いてんの?」
……わたし、泣いてる?
そっか、そんなに龍が好きだったんだ…。
振られちゃった…んだ。
「ぇへへ。振られちゃった。カッコ悪…」
捺輝クンは、わたしの相談できる相手。
と いうのも、捺輝クンは情報屋で、龍のことを 知っていると言うので 教えてもらっていた。
そして今では、咲音より頼りになる相談相手。