*キャラメルドロップ*




わたしは、また走った。


龍のいるクラスへ…


「……ハァ…ハァ、龍いますかッ!?」


「あ、えと、東ヶ崎ならいませんけど…。ッあなたは…」


…………?


あんた誰よ?


って、言えるんなら言ってやりたい。


でも、わたしは目の前にいる子を知っている。


忘れるハズがない。


その子は龍に抱き付いてた女の子だった。


ってか わたしの幼なじみ。


「あの…天音、ごめん。あれは、ほんと事故だったんだ。ごめん、天音」


「…………」



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