*キャラメルドロップ*
そしてわたしは沙羅チャンのほうを向く。
「沙羅チャン聞きました?いま守琉、まだ付き合わない、って言ったよ?」
沙羅チャンはまだ分からないようで首を傾げる。
「まだ付き合わない、って言ったんだよ?まだ、って言ったんだよ!」
やっと気付いた沙羅チャンは、顔を真っ赤にする。
「えと…、守琉?それって、…」
「うん、そういうこと」
「ッ、守琉ッ!」
「俺は、沙羅が好きです。付き合ってください」
「……ハイッ!」
きゃー///大胆ッ!
見てるこっちが恥ずかしいわ!
「ヒューヒュー」
希羅は待ってました、とばかりに二人をちゃかす
わたしも一緒になって、二人で遊んでいた。
こうして沙羅チャンと守琉の誕生日パーティーは、二人にとって最高の思い出となった。