*キャラメルドロップ*
「え?どれ…」
すると咲音はスッと指をある方向へと向けた。
その指を追うように わたしは ゆっくりと その方向を向く。
「…………ッ!?」
そこにいたのは、チョーカッコいい人だった。
まぁ わたしのタイプじゃナイけどね。
咲音はああいうタイプ 好きなんだろな…(笑)
それより、わたしが気になったのは そのカッコいい人の隣にいる人!
あの人もろタイプなんですけど!
「天音、行こっか♪」
「へ?っと、わぁ!」
わたしは咲音に手を引っ張られて、転びそうに なった。
大声をあげて しまったせいか、さらに注目されてしまった。