‐傷口‐

ゎたしゎ次の日
紫色に染まった
ﾈｸﾀｨをした
父親の絵を
学校に持ってぃった。

友達が同級生が
ゎたしの絵を見て言ぅ。

『ぉじさん紫色が
好きなんだぁ？』

『紫色にしたんだね！
ゎたしゎ緑だょ！』

そんな会話が
少しだけ弾んだ。

ゎたしゎ完成された
その絵を見て
ぅまく描けた気と

少しだけ
本当の父親の姿を
知らなぃ自分に
寂しさを感じてた。

その提出した絵ゎ
父の日が終ゎる日まで
教室に
ｸﾗｽ全員分の絵が
飾られてぃた。

その絵が貼られた理由ゎ
父の日参観に
ぉ父さんに見せるため。

みんなはしゃぃでた。

自分の絵を
早く自分のぉ父さんに
見せたかったんだろぅね。

同じｸﾗｽの子に
聞かれる。
『きゆﾁｬﾝちﾊﾟﾊﾟゎ
来るの？』

ゎたしゎ
普通に答ぇてた。

『ぅん、たぶん来ると
思ぅょｯ』

そんなｺﾄゎﾅｨのに
絶対に来るｺﾄなんて
なぃのに。

ゎたしゎ
そぅ言ぇなかった。

父親がぃなぃｺﾄ
誰にも
言ってなかったから。

父親がぃなぃｺﾄ
誰にも言っちゃﾀﾞﾒだｯて
ぉ母さん達に
言ゎれてぃたから。

今ょりも
母子家庭とか
珍しかった時代
だったから。

ぉ母さんゎ
ゎたしが周りから
変な目で見られﾅｨょぅに

気を使ってぃたんだ。

ゎたしゎ
そんな母親との約束を
守るょぅに
自然となってぃた。

ゎたしゎ
まるで父親が
ぃるかのょぅな
そんなﾌﾘをするょぅに
なってぃった。

みんなに聞かれて
ゎからなかったｺﾄゎ
ぉ母さんに聞ぃて

だけど時々
会話に困ったときゎ
適当にぉ父さんがぃるｺﾄを
想像してゎ
答ぇた。