リボンルージュ
「大丈夫?」
そういって、彼は私の顔を覗きこんだ。
「あ、ありがとうございます」
怖かった、まだ心臓が飛び出そうなくらい揺れていた。
「でも、まだ震えてるよ?本当に大丈夫?」
そんな、彼の顔におされて私は話した。
「本当はとっても怖かった」
それを言うと私の目から
涙がこぼれ落ちた。
「はっ、やだ、ご、ごめんなさ」
ふっ
いきなり甘い香りがした、
あっ今、私は彼の胸の中に体があった。
でも、いろいろありすぎて抵抗するきもでなかった。
「泣いていいんだぞ」
彼が私の頭をなでながらいってくれた。
私はなんなのためらいもなく、泣いてしまった。
何分も・・・・・