勝利の女神になりたいのッ!~第2部~
熱い視線なんてありえないでしょ?
悔しくて睨んでいただけなのに…。
「妬いてくれるのですか?」
とても嬉しい誤解だった。
だからやっと理解できたんだ。
どうして三成が不機嫌だったのか。
私の言葉と態度って紅葉さんにしてはナイスなヒントをくれていた。
それに今の状況にもやっと頭がついてきたスローターの私だから三成を不愉快にさせてしまったんだってことも理解できた。
だったら素直にきけばいいよね?
とっても素敵なサプライズ。
三成らしい優しさにもっと触れたいと思ったから、
「今日の事、いつから計画していたのですか?」
だからこれでもかってくらい眉を寄せている三成に聞いてやった。