お姫様の憂鬱†王子様の愛情
久しぶりに会ったユアリスにライトはくぎづけだった。
いつの間にか、こんなに美しくなっていたのか…と思う。
「お久しぶりです。ユアリス=ティアル=ディクトリアです」
「…あ、ライト=ヴェルディナ=リークロイスです。随分会わない内に一段と綺麗になったね」
軽くお辞儀をしたユアリスに、はっとしたライトは膝をおり、
ユアリスの手の甲に軽くキスをした。
その行為に頬が赤くなる。
物腰柔らかなライトを見て、昔から紳士な所は変わってないなと思った。