お姫様の憂鬱†王子様の愛情
挨拶を一通り済ませると、
皆気をきかせて、部屋を出ていった。
つまり、今この部屋にいるのはユアリスとライトの二人だけだ。
「…えっと、……ライト、さんと会うのはお久しぶりね」
「そうだね。それと、ライトでいいよ?昔はそう呼んでいただろう?」
そう言って笑うライトの甘いマスクに、
ユアリスの胸の鼓動は治まることはない。
「…そう…だね。…昨日、忙しかったんだね?ライトいなかったから」
「……あぁー…。うん、そうだね。ごめんね?」