雪情
【車酔いー20】
「そんなに
考え込んでも、同じだ。
きっと雪男が
武器でも
振りかざしたから
殺されると思って
撃ったんだと思うな」
「……そうですね。
それが自然ですよね」
とにかく
無差別と言うわけでは
なさそうだが、
殺人犯にかわりはない。
安心はしていられないが
かといって
自分たちも山に登る
ワケにはいかないので
あった。
「これからどうする?
山の麓で帰りを待つか?」
「とりあえず
それしかなさそうですね
山に登っても
田崎さんに出会う確率は
少ないですし」
「じゃあ、
しばらく待つとするか…」
「町側の山の麓しか
他に下山できる道も
ないので、
そこで待ちましょう」
村側の山に登る道と
同じ様に、
町側も山に登るには
一つしか道がないので、
そこで待っていれば
田崎は必ず通るだろう。
「携帯の方は?」
「まだ繋がりませんが、
一応留守番電話に
麓まで行くと
残しておきました」
「今頃田崎さん、
アパートにいるって
ことはないよな?」
「それはないですよ。
田崎さんは
遅くても必ず署に
立ち寄りますから。
ちなみに
署に連絡係りを
残しておきましたから
すぐに我々に
連絡をくれるそうです」
と内藤は
自信満々に言った。
「待つの
暇になりそうだな……」
「仕方ないですよ」
「よし、じゃあ
コンビニ寄ってから
行くか。
腹減ったし、
暇つぶしに本でも
買っていこう」
とのん気に
山本は近くのコンビニに
車を停めたのだった……
「そんなに
考え込んでも、同じだ。
きっと雪男が
武器でも
振りかざしたから
殺されると思って
撃ったんだと思うな」
「……そうですね。
それが自然ですよね」
とにかく
無差別と言うわけでは
なさそうだが、
殺人犯にかわりはない。
安心はしていられないが
かといって
自分たちも山に登る
ワケにはいかないので
あった。
「これからどうする?
山の麓で帰りを待つか?」
「とりあえず
それしかなさそうですね
山に登っても
田崎さんに出会う確率は
少ないですし」
「じゃあ、
しばらく待つとするか…」
「町側の山の麓しか
他に下山できる道も
ないので、
そこで待ちましょう」
村側の山に登る道と
同じ様に、
町側も山に登るには
一つしか道がないので、
そこで待っていれば
田崎は必ず通るだろう。
「携帯の方は?」
「まだ繋がりませんが、
一応留守番電話に
麓まで行くと
残しておきました」
「今頃田崎さん、
アパートにいるって
ことはないよな?」
「それはないですよ。
田崎さんは
遅くても必ず署に
立ち寄りますから。
ちなみに
署に連絡係りを
残しておきましたから
すぐに我々に
連絡をくれるそうです」
と内藤は
自信満々に言った。
「待つの
暇になりそうだな……」
「仕方ないですよ」
「よし、じゃあ
コンビニ寄ってから
行くか。
腹減ったし、
暇つぶしに本でも
買っていこう」
とのん気に
山本は近くのコンビニに
車を停めたのだった……