雪情
【唐辛子団子ー8】
「うまいこと何かで
包まなければな……」
「そうですね……
うーん……」
二人は
考え込んでしまった。
すると白井が目を覚まし
起き上がった。
「イテテ、
床が固くて
深く眠れねえ………
……って何してんだ?」
白井は
田崎達の方に来て、
床に置いてある
すり鉢に気付いた。
「すり鉢なんて出して
何やってんだよ?
食べ物か?」
と中にある
真っ赤な物体を
嗅いでみた。
すると白井は
「うっ!!」とすぐに
鼻をつまんだ。
そして眉を顰めながら、
差別するような目で
田崎の方を
ジーっと見つめた。
「おいおい白井
勘違いするなよ?
これは
ワシが食べ物として
作ったワケではないぞ」
「じゃあ、なんだよ?
この
グロテクスな物体は」
「目潰しだよ、目潰し!
対雪男用のな。
見て分からんか」
「うまいこと何かで
包まなければな……」
「そうですね……
うーん……」
二人は
考え込んでしまった。
すると白井が目を覚まし
起き上がった。
「イテテ、
床が固くて
深く眠れねえ………
……って何してんだ?」
白井は
田崎達の方に来て、
床に置いてある
すり鉢に気付いた。
「すり鉢なんて出して
何やってんだよ?
食べ物か?」
と中にある
真っ赤な物体を
嗅いでみた。
すると白井は
「うっ!!」とすぐに
鼻をつまんだ。
そして眉を顰めながら、
差別するような目で
田崎の方を
ジーっと見つめた。
「おいおい白井
勘違いするなよ?
これは
ワシが食べ物として
作ったワケではないぞ」
「じゃあ、なんだよ?
この
グロテクスな物体は」
「目潰しだよ、目潰し!
対雪男用のな。
見て分からんか」