雪情
【唐辛子団子ー10】
台所?
と田崎は
急いで後を追った。
そして、
白井は戸棚から
小麦粉を取り出し、
それを器の中に入れた。
後から来た大久保が
器に入れた小麦粉を
見ると……
「分かりました!!
小麦粉で
代用するんですね?」
「ああ、
この家にあるものと
言ったら、
これしかないだろ」
白井はそう言い、
水を入れ始めた。
その作業を見ていた
田崎は、
「?」といった感じで
白井に質問した。
「水なんて入れて
どうする?
どう言うこと分からんが
本当に
こんな水と粉で
包めるのかね??」
「まあ見てな」
白井は水を止め、
小麦粉を揉み始めた。
すると
みるみる内に
小麦粉は固まり、
餅のようになった。
「これを
餃子の皮のようにして
包むんだよ」
と小麦粉を手で伸ばして
田崎に説明した。
「おお、なるほど!
さすが
料理得意なだけあるね」
「あ?
料理が得意じゃなくとも
分かるだろ?
大久保さんは
これ見て
すぐ気付いたよな?」
「え、ええ
私はすぐ分かりましたが」
すると
田崎は恥ずかしながらも
「いいから、
早く包んでしまうぞ!」
と居間に戻り、
すり鉢の前に
再び腰を下ろした。
クククと
白井は笑いながら
腰を下ろし、
大久保も同様に座った。
「さて、
作りますかね!!」
田崎は張り切って
包み始めたが、
まるで勢いで
恥ずかしさを
隠しているようである。
こうして、
田崎達は
団子程の大きさの玉を
作っていった。
三人で作ると
アッと言う間に
中身が無くなってしまい
もう鉢の中は
空になってしまったが、
十数個作れば、
それだけでも十分で
あった
台所?
と田崎は
急いで後を追った。
そして、
白井は戸棚から
小麦粉を取り出し、
それを器の中に入れた。
後から来た大久保が
器に入れた小麦粉を
見ると……
「分かりました!!
小麦粉で
代用するんですね?」
「ああ、
この家にあるものと
言ったら、
これしかないだろ」
白井はそう言い、
水を入れ始めた。
その作業を見ていた
田崎は、
「?」といった感じで
白井に質問した。
「水なんて入れて
どうする?
どう言うこと分からんが
本当に
こんな水と粉で
包めるのかね??」
「まあ見てな」
白井は水を止め、
小麦粉を揉み始めた。
すると
みるみる内に
小麦粉は固まり、
餅のようになった。
「これを
餃子の皮のようにして
包むんだよ」
と小麦粉を手で伸ばして
田崎に説明した。
「おお、なるほど!
さすが
料理得意なだけあるね」
「あ?
料理が得意じゃなくとも
分かるだろ?
大久保さんは
これ見て
すぐ気付いたよな?」
「え、ええ
私はすぐ分かりましたが」
すると
田崎は恥ずかしながらも
「いいから、
早く包んでしまうぞ!」
と居間に戻り、
すり鉢の前に
再び腰を下ろした。
クククと
白井は笑いながら
腰を下ろし、
大久保も同様に座った。
「さて、
作りますかね!!」
田崎は張り切って
包み始めたが、
まるで勢いで
恥ずかしさを
隠しているようである。
こうして、
田崎達は
団子程の大きさの玉を
作っていった。
三人で作ると
アッと言う間に
中身が無くなってしまい
もう鉢の中は
空になってしまったが、
十数個作れば、
それだけでも十分で
あった