雪情
【外からの威圧感ー11】
「なんだと?」
小川は
白井の方に向き直し、
睨みつけた。
「誰のせいでもない
じゃないか。
刑事さんや大久保さんは
良かれと思って
案を出したんだ。
アンタもそれに
賛成しただろう?」
「…そうだな、
この二人のせいじゃ
ないな。
もともとは貴様が
さゆりを誑かしたから
こうなったからよ!」
もちろん
白井は川上を
誑かしてはいない。
全くの逆であった。
それを小川は、
いつまでも
認めようとはしない。
「何言ってやがる!
とにかく
それは前にも説明したし
一番悪いのは
犯罪をした雪男だろ!
怒る相手を間違えるな」
白井の言っていることは
全て的を当てたように
図星であった。
しかし、
それが逆に
小川のカンに
障ったのである。
依然と小川は
白井を睨み続けている。
そんな中、
田崎と大久保は
呆気に取られて、
二人の間に入れなかった
白井を抑える役目の
田崎はいても、
小川を抑える役目の
荻原がもういないのだ
「なんだと?」
小川は
白井の方に向き直し、
睨みつけた。
「誰のせいでもない
じゃないか。
刑事さんや大久保さんは
良かれと思って
案を出したんだ。
アンタもそれに
賛成しただろう?」
「…そうだな、
この二人のせいじゃ
ないな。
もともとは貴様が
さゆりを誑かしたから
こうなったからよ!」
もちろん
白井は川上を
誑かしてはいない。
全くの逆であった。
それを小川は、
いつまでも
認めようとはしない。
「何言ってやがる!
とにかく
それは前にも説明したし
一番悪いのは
犯罪をした雪男だろ!
怒る相手を間違えるな」
白井の言っていることは
全て的を当てたように
図星であった。
しかし、
それが逆に
小川のカンに
障ったのである。
依然と小川は
白井を睨み続けている。
そんな中、
田崎と大久保は
呆気に取られて、
二人の間に入れなかった
白井を抑える役目の
田崎はいても、
小川を抑える役目の
荻原がもういないのだ