雪情
【殺人の目ー12】
「刑事さんが二階で
誘導してくれます?
二階からは
銃が見えるのですが、
いざ探してみると…」
「ああ、
任せてください。
この吹雪じゃ難だからね」
「じゃあ
小川さんに
話してきますね。
刑事さんなら
二階に行っていいか
説得してみますよ」
任せてくれと言った
感じに
グッと力を込め
大久保は
二階に上がっていった。
田崎はすぐ行けるよう
階段に座りこみながら、
「頼みましたぞ」
と、上がって行った
大久保の後ろに
声を掛けた。
その隣で
クスクスと白井が
笑っている。
「何がおかしいかね?」
「ククク、
アンタも随分
嫌われたもんだなって」
「な…!違うだろ!
ワシ自身は、
嫌われてはおらんぞ!」
「じゃあ、
なんでアンタも
二階に
来てほしくないのか?
それはアンタも
嫌われたからだ」
田崎が呆れ顔で返した。
「もともと
お前さんが
殴ったことに原因が
あるだろう?
ただ「白井の味方」だと
思われているから、
ワシまで
嫌煙されているだけだ」
「は~いはい」
説教じみた田崎に
白井はぶっきらぼうに
答えた。
………そう
調度そんな話を
している頃
だったのだろうか?
二階から
悲鳴が聞こえたのは……
「刑事さんが二階で
誘導してくれます?
二階からは
銃が見えるのですが、
いざ探してみると…」
「ああ、
任せてください。
この吹雪じゃ難だからね」
「じゃあ
小川さんに
話してきますね。
刑事さんなら
二階に行っていいか
説得してみますよ」
任せてくれと言った
感じに
グッと力を込め
大久保は
二階に上がっていった。
田崎はすぐ行けるよう
階段に座りこみながら、
「頼みましたぞ」
と、上がって行った
大久保の後ろに
声を掛けた。
その隣で
クスクスと白井が
笑っている。
「何がおかしいかね?」
「ククク、
アンタも随分
嫌われたもんだなって」
「な…!違うだろ!
ワシ自身は、
嫌われてはおらんぞ!」
「じゃあ、
なんでアンタも
二階に
来てほしくないのか?
それはアンタも
嫌われたからだ」
田崎が呆れ顔で返した。
「もともと
お前さんが
殴ったことに原因が
あるだろう?
ただ「白井の味方」だと
思われているから、
ワシまで
嫌煙されているだけだ」
「は~いはい」
説教じみた田崎に
白井はぶっきらぼうに
答えた。
………そう
調度そんな話を
している頃
だったのだろうか?
二階から
悲鳴が聞こえたのは……