雪情
【火で灯す闇ー13】
「もし、
麓の警察と
連絡がついたら
ワシの名前を出すといい
これを預けます」
田崎は
大久保に警察手帳を
渡した。
「分かりました。
預からせていただきます」
「ホントに
気をつけてください。
危険だと思ったら
すぐに引き返すのですぞ」
田崎の言葉に、
大久保は
ニッコリ返すように
言った。
「はい、
任せてください」
そう一言残し、
大久保は外へと
姿を消した。
それを田崎は見送り、
無事を祈った。
とその時、
後ろで白井のあくびが
聞こえてきた。
「ついにこの家には、
俺らだけに
なっちまったな」
ゆっくりと戸を閉め、
田崎は答えた。
「フ、そうだね」
白井の言葉に
田崎も同じ事を
言おうとしていたので、
なんだか
可笑しくなってしまった
ついに自分らだけと
白井は言うが
きっと大久保は
戻ってくるであろう。
この作戦がうまくいけば
助かるかもしれない
「もし、
麓の警察と
連絡がついたら
ワシの名前を出すといい
これを預けます」
田崎は
大久保に警察手帳を
渡した。
「分かりました。
預からせていただきます」
「ホントに
気をつけてください。
危険だと思ったら
すぐに引き返すのですぞ」
田崎の言葉に、
大久保は
ニッコリ返すように
言った。
「はい、
任せてください」
そう一言残し、
大久保は外へと
姿を消した。
それを田崎は見送り、
無事を祈った。
とその時、
後ろで白井のあくびが
聞こえてきた。
「ついにこの家には、
俺らだけに
なっちまったな」
ゆっくりと戸を閉め、
田崎は答えた。
「フ、そうだね」
白井の言葉に
田崎も同じ事を
言おうとしていたので、
なんだか
可笑しくなってしまった
ついに自分らだけと
白井は言うが
きっと大久保は
戻ってくるであろう。
この作戦がうまくいけば
助かるかもしれない