雪情
【白井の過去ー5】


「違うんだ!!
俺は
盗んでなんかいない!!

盗んだのはきっと
第一発見者か誰かだ!」







田崎も
すぐにその事が
分かった。







復讐する為に、
白井が金品を
盗むハズはないと
思ったのだ。







…実は誰も知らない
話であるが、

金品を盗んだのは
白井の予想通り、

死体を発見した
藤川の部下であった。






その日調度、
部下の2人が藤川を訪ね

部屋に入ると
血まみれで倒れてる
藤川を発見した。






初めは、
藤川が
殺害されていた事に驚き、

すぐに警察に連絡をした
2人であった。






しかし、
人間とは欲深い
生き物である。






その間、
目の前には
高級な物ばかりが
置いてあり、

まさに
猫に鰹節状態であった。







そして、
ついにその2人は
物欲に負けてしまい、

彼らは
殺した人のせいに
しとこう…と言った
感じで、

警察が来る間に
盗みを働いたのだ。






当然
そのしわよせは
自主した
白井のせいになり、

強盗殺人の罪を
つけられてしまったと
いう事である。







警察は
白井の主張を
受け入れてはくれない。






だが、
田崎は白井の話を信じた
< 243 / 284 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop