雪情
【雪情ー8】
すると白井は
思いついたように言った
「って事は、
だから銃を持っていた
荻原さんも
襲われたのか?」
田崎は首を振って答えた
「いや、
猟銃を持っているだけで
雪男に襲われるかは
分からないよ」
「じゃあ、
なんで荻原さんは
殺されたんだ?」
「それは荻原さんが
雪男を見て、
発砲したからだよ」
何故発砲したと
分かるのだろうか?
それは、
田崎があの時
シッカリ見ていたのだ。
「先程の
大久保を吹っ飛ばした
雪男の胸元を
よく見てみたよ。
すると、
大久保が撃った他に、
もう一つ銃による傷が
あった。
あれは、
間違いなく
荻原さんの撃った跡だね」
「………」
そんなとこまで
見ているとは、
この刑事はあざといな…
と白井は思い、
何も言えなくなって
しまった。
荻原は
雪男が現れて慌てて
発砲したが、
一発では
雪男は倒れることはなく
逆に首を折られたのだ。
「でもなんで
あんな傷まで受けて
あの熊は倒れないん
だろう?」
「やはり
子のためであろうな。
さっきの小熊のね」
「あれが親子??
色違うじゃないか」
白井が見たのは
黒い小熊であった。
親である白熊とは
似ても似つかない。
田崎はそれを説明した
すると白井は
思いついたように言った
「って事は、
だから銃を持っていた
荻原さんも
襲われたのか?」
田崎は首を振って答えた
「いや、
猟銃を持っているだけで
雪男に襲われるかは
分からないよ」
「じゃあ、
なんで荻原さんは
殺されたんだ?」
「それは荻原さんが
雪男を見て、
発砲したからだよ」
何故発砲したと
分かるのだろうか?
それは、
田崎があの時
シッカリ見ていたのだ。
「先程の
大久保を吹っ飛ばした
雪男の胸元を
よく見てみたよ。
すると、
大久保が撃った他に、
もう一つ銃による傷が
あった。
あれは、
間違いなく
荻原さんの撃った跡だね」
「………」
そんなとこまで
見ているとは、
この刑事はあざといな…
と白井は思い、
何も言えなくなって
しまった。
荻原は
雪男が現れて慌てて
発砲したが、
一発では
雪男は倒れることはなく
逆に首を折られたのだ。
「でもなんで
あんな傷まで受けて
あの熊は倒れないん
だろう?」
「やはり
子のためであろうな。
さっきの小熊のね」
「あれが親子??
色違うじゃないか」
白井が見たのは
黒い小熊であった。
親である白熊とは
似ても似つかない。
田崎はそれを説明した