雪情
【小さな応援ー6】
「仕方ないことだ………
では晴れたら
出発しましょうか」
「じゃあ、
それまで体を休めて
くださいね。
私はこのことを
小川さんに話して
きますから」
大久保は立ち上がり、
小川の隣に座り
話し始めた。
「その通りだ、
アンタ少し寝ろ」
白井はそう言った。
「いや、でもしかし…」
「いいから
寝たほうがいい」
そう白井は言うと、
再び外の雪を眺め始めた
田崎の体を
心配しているの
だろうか?
ここは皆の言葉に甘えて
寝たかった。
しかし、
田崎の体は疲れているが
眠気はなかった。
心配事があると
眠れなくなるので、
やはり田崎は年かも
しれない。
とその時、
小川がやってきた。
そして、
田崎の隣に座ると
「大久保から話は聞いた
刑事さん
なかなか良い案を出すな」
田崎は手を振り
「いやいやいや、
その案を出したのは
ワシではなく白井だよ」
「そうか……」
「それに
川上さんを残して
下山できんしね………。
それを考えれば、
もうこれしか方法が
残されておらんよ」
それを聞くと、
小川はうつむきながら
話し始めた。
「俺はどうしたらいい…」
「?」
「…俺はアイツに対し
どうしていいか
分からない。
何かしていないと
不安で仕方ないんだ」
珍しく小川にしては
弱気な発言だ。
余程
川上が出て行ったのが
まいったのだろう。
「気を落とさず、
シッカリしてください
小川さん」
田崎は
優しく声をかけた。
今の小川には
このくらいしか
言うことがない。
少しでも
慰めてやりたいと
田崎は思った
「仕方ないことだ………
では晴れたら
出発しましょうか」
「じゃあ、
それまで体を休めて
くださいね。
私はこのことを
小川さんに話して
きますから」
大久保は立ち上がり、
小川の隣に座り
話し始めた。
「その通りだ、
アンタ少し寝ろ」
白井はそう言った。
「いや、でもしかし…」
「いいから
寝たほうがいい」
そう白井は言うと、
再び外の雪を眺め始めた
田崎の体を
心配しているの
だろうか?
ここは皆の言葉に甘えて
寝たかった。
しかし、
田崎の体は疲れているが
眠気はなかった。
心配事があると
眠れなくなるので、
やはり田崎は年かも
しれない。
とその時、
小川がやってきた。
そして、
田崎の隣に座ると
「大久保から話は聞いた
刑事さん
なかなか良い案を出すな」
田崎は手を振り
「いやいやいや、
その案を出したのは
ワシではなく白井だよ」
「そうか……」
「それに
川上さんを残して
下山できんしね………。
それを考えれば、
もうこれしか方法が
残されておらんよ」
それを聞くと、
小川はうつむきながら
話し始めた。
「俺はどうしたらいい…」
「?」
「…俺はアイツに対し
どうしていいか
分からない。
何かしていないと
不安で仕方ないんだ」
珍しく小川にしては
弱気な発言だ。
余程
川上が出て行ったのが
まいったのだろう。
「気を落とさず、
シッカリしてください
小川さん」
田崎は
優しく声をかけた。
今の小川には
このくらいしか
言うことがない。
少しでも
慰めてやりたいと
田崎は思った