ご主人様はトップアイドル?!
ハーフくんと二人っきりになってしまった私は、何か言おうと口を開いた。

「あっ、あの~…」


「レイカさん」


「はいっ!」


彼は何の予兆もせずに私を呼んだ。




「レイカさん、私達のことを本当に忘れてしまったのですか?」




「…はい」


彼は赤メッシュくん同様に寂しい表情を浮かべた。

そして、おもむろに鞄からCDを取り出した。



「この曲を聴いてください」



そう言って部屋を後にした。

私は手渡されたCDを見た。すると…


「あっ!」


映っていたのはさっきの3人。


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