ご主人様はトップアイドル?!
部屋を出て呟いた。


もう、レイカの傍にはいない方がいい。

俺は改めて思った。



レイカとは縁を切る。

レイカの元にはいかない。

レイカを、レイカを...



「忘れることなんてできねぇよ…」



自分でも情けないぐらいに泣いていた。

レイカを守ってやれない自分の弱さ。


レイカの気持ちを考えてあげられなかった、自分の不甲斐なさ。



でも、どんなに後悔しても…

レイカの記憶は戻ってこない。



俺は決意を決めて、レイカの元を離れた...


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