ご主人様はトップアイドル?!
―目が覚めた


…今の何?

夢か、よかった...


でも、夢にしてはリアルすぎる。

そして…少し記憶のカケラが集まった。



私、あの人たちのコンサート、行ったことある。絶対に。


あのドキドキ感、感じたことがある。



ふと時計に目を向けると、もう起床時間に近づいていた。

「起きよ」



ゆっくりとベッドから体を起こすと、ふらっ、っと体が倒れそうになる。


「あぶな…」

気をつけながらトイレに行こうとした、しかし、思うように足が動かない。



「キャ…」


バランスを崩したその時―

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