ご主人様はトップアイドル?!
車の中でも、マヤくんは私の手をずっと握っててくれたし、サクくんとリノンくんはいっぱい声をかけてくれた。


私が記憶をなくしていたことなんて、なかったかのように…



正直、恨まれるのかな?


そう思ったりもした。でも、違った。

優しいみんなは私を受け入れてくれた。




「ありがとう…」




私はもう一回呟いた。


しばらくして、私は深い眠りについた―




「レイカッ!着いたぞ」

起こされて目が覚めると、そこは…


「ここ…コンサートの…」


私達が始めて出逢ったとこ。

ドームだった。

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