ご主人様はトップアイドル?!
すると、マヤくんが私の代わりに

「ありがとうございます!」

と言ってくれた。




―帰り道の車内では、顔がにやけまくりだった。


「レイカ…」

「なんですかぁ~♪」

「気持ち悪い」

「んなっ!!」



浮かれすぎている私をよそに、マヤくんは冷静だった。

…もしかして!



「マヤくんはイヤだった…?」


するとマヤくんは頷いた。


「何で?」

「だってさ、ツアーが始まるじゃん?」

「うん」

「レイカを傍で見守ってやれねーじゃん」


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