ご主人様はトップアイドル?!
「か…こ」


過去。


それは、思い出したくなんてない。

思い出せば、苦痛だけ。


虐待を受け、大切な人を失い、

愛することや愛されること……



そんなの知らないで生きてきた。



「マヤ?どーした?」


サクに呼ばれ我にかえる。

「なんでもねーよ」



…また。イラついてしまった。

この瞬間―

遊びが始まる。





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