ご主人様はトップアイドル?!
―検査が終わり、診察室に呼ばれる。

先生と向かい合い言葉を待つ。


「事故の後遺症ですね」


…後遺症?



「記憶のところですか?」


お医者さんはゆっくり頷いた。

すると、リュウキと一緒にいた男の子が深くため息をついた。



「記憶喪失…」


私は呟いた。

テレビやラジオなどで、聞いたことがある。


でも、実際自分がなるなんて…



その時―



「レイカッ!!」

一人の男の子が入ってきた。

赤いメッシュの入ったかわいらしい男の子。

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