比丘尼の残夢【完】
何故そこで身を乗り出すのだ。

メケメケって適当に言っただけなのに... 。

えーと、何にしようかな... でもそう言ったことの知識が全くないので、浮かんでこない。


「教えて、あげません」

「手術したら教えてくれる?! 約束だぞ!!」
 
何故そこにひっかかるのだ。

なんだか悲しいものはあるが、そんなことで受けてくれるのなら文句はありません。


「してくれるんですか」

それまでに考えておこう。



「まぁ、それは置いておいて。
お前さん何言ってるかわかってるのか?
自分の処女で俺の命を買うと言ってるんだぞ?」

「う、そんな大層れたことは... 」

ご主人様が言ったのだ。

私はただ、それでも良いと言っただけで。


「いや、ずいぶん高く買ってくれるんだなと思ってさ。
それだけ評価してもらえると嬉しいね」
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