君とアタシのkiss☆
恋だと言うなら。
え...
「ホ~ノちゃん」
「...。」
そこには、黒髪のセミロングの女の子。
「どぉしたの。」
クスクスと笑っている。
「な...なんで。」
「驚いたぁ?」
ニコニコ笑顔で微笑んでくる。
あたしは、驚いて少しの間口が動かなかった。
「モモ...ちゃん。」
「うんっ。久しぶり!」
なんで。
なんで。
なんで、モモちゃんが?
あたしは、もう帰ろうとした。
そして、方向を変えた。
そのときと同時に、
「帰っちゃうのぉ?リョウジ君のことは、どぉするのぉ?」
「え...」
なんで、リョウジのこと。
あたしが考えてたこと、まだ言ってないのに。
ヤス先輩以外、誰にも言ってないのに。
...。
もしかして、ヤス先輩が言った?
ヤス先輩と、モモちゃんは同じクラス。
「ん?何、ヤス君のこと疑ってる?」
「え...」
あたしが、リョウジと付き合ってるのも
知ってたりする...?
「ヤス君って優しいんだよねぇ」
「だから...?」
あたしには、関係のないこと。
だってもう、ヤス先輩のこと、好きじゃないし。
「ミイナちゃんに言ったらどぉなるかなぁ?」
ちょっと、怪しげな笑みを浮かべた。
「なっ、なんで!?」
あたしは、ミイナちゃんとヤス先輩のこと応援してる。
だから...
だから...!!