君とアタシのkiss☆
美衣菜side

「ふぁ~」

あたしは、眠そうな顔をしながらあくびをした。

次の時間は数学。

あたしが一番苦手な科目。

「嫌だぁ~」

今日はテスト結果発表。

気が進まないまま、あたしは足を運んだ。


「ミナ!!」

あたしは、誰かに呼ばれて振り返った。

「ホノ」

最近話していなかったホノが自分から話しかけてくるなんて。

「ミナ~聞いてよ」

「何?どうしたの」

ホノの肩に持たれかかってみた。

「実はねぇ・・・」



------「うん」

「そうなの。昨日の放課後? かなぁ。それくらい」

「なんで、ホノちゃんなの」

あたしは疑問に思って、あたしより背が10cmほど高いホノちゃんの顔を窺った。

「だってね・・・・」



それを聞いて、あたしは・・・

ヤスくんは、あたしよりも


ホノちゃんを信頼しているんだ・・・。



がっかりした。

ショックだった。

もう、嫌だーーーー・・・・。




< 48 / 63 >

この作品をシェア

pagetop