君とアタシのkiss☆
!!
私は舞台の上を歩いた。
真ん中で一礼をする。
イスを引いて、手を鍵盤の上に置く。
息をすうっと吸って心を静める。
~♪
脚がガクガク震えながら、手を動かした。
忘れてない。
覚えてる。
私は、ペダルを踏みながら手を滑らかに鳴らす。
そして、最後の音符を弾いた。
ジャンジャン!!
終わった。
失敗しずに、弾けたんだ。
私は、緊張がすうっと抜けた。
そして、私は立ち上がった。
また、真ん中に行って一礼をした。
階段をおり、席に戻った。