幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜


「ねぇ、どうして授業サボったの?」



「別に…。なんとなく。」



「……そう」



ちょっと期待しちゃったのになぁ―…



あたしを心配して来てくれたって……


自惚れすぎか……


涼しい風が、ゆっくりと身体に伝わる



――キュッ



………えっ



しっかり握られている左手


「なっ///…なつ……」



「天気いいなぁ―…」



あたしの手を握ったまま、棗が空を見上げている



「そっ…そうだね…//」



必死に平然を装った



「なぁ、花音。」



「ん?」



――チュッ



「なっ!///」



横を見たとたんに、不意討ちのキス



反則だよっ////





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