幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜
外に出てすぐに隣の家を見る
花音はまだっぽいな……
ってか、ここで鉢合わせしたらダセェし、こんな早く出掛けようとしてるのか……
つ―か雨降りそうだな…
傘持ってくるべきだったか?
まぁ―でも、その時はどこかで雨宿りしていけばいっか……
俺は駅に向けて歩き始めた
思った以上に早くついたな……
駅の時計はまだ9時ちょっと過ぎを指していた
………さすがに早すぎた…
逆にダセッ……
「あれ―っ?棗先輩?」
後ろから聞こえた甲高い声
イヤな予感……