幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜


外に出てすぐに隣の家を見る



花音はまだっぽいな……



ってか、ここで鉢合わせしたらダセェし、こんな早く出掛けようとしてるのか……



つ―か雨降りそうだな…



傘持ってくるべきだったか?



まぁ―でも、その時はどこかで雨宿りしていけばいっか……




俺は駅に向けて歩き始めた



思った以上に早くついたな……



駅の時計はまだ9時ちょっと過ぎを指していた




………さすがに早すぎた…



逆にダセッ……



「あれ―っ?棗先輩?」



後ろから聞こえた甲高い声




イヤな予感……




< 112 / 376 >

この作品をシェア

pagetop