幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜
「花音ったらびしょ濡れで帰ってきてね―。それから部屋から出てこようとしないのよ―…」
「ちょっとお邪魔します!!」
「えっ。ちょっと?棗くん?!」
半場無理やり上がり込んだ
――ドンドンッ
「花音っ!!」
花音の部屋に行くなり、ドアをおもいっきり叩いた
「花音!悪かった!今日は……」
「帰って!!」
「花音っ!!」
「帰ってよッ!!!」
見なくてもわかる……
花音が泣いていることくらい
「……っっ。…ごめん…な……。」
そんな花音に、それしか言えず俺は花音の家を出た
おばさんに色々聞かれていた気がしたが、今の俺には全く耳に入ってこなかった……