幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜
するとある場所で目に入った花音の姿
…とその肩に手を置いてる男
それを見た途端、俺の中で何かがキレた
――バンッ
乱暴にドアを開け室内に入る
「きゃぁ―っ!棗くんがどうして―♪」
騒ぎ出す他の女たち
「蓮くんまで―っ♪」
でも今はそれがウザくて仕方なかった
「花音。」
「えっ」
腕を握り、無理やり連れ出した
「こいつ俺のだから」
と、独占欲丸出しな言葉を吐いて……
「ちょっと!棗っ!痛いっ!!」
そう言う花音を無視して、どんどん歩く俺
そして近くの公園に寄り、ベンチに花音を無理やり座らせた