幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜


「花音…。」


――グラッ


体重を花音に掛けると、容易くベンチに倒れた


「えっ!ちょっ!棗っ!?んん゙っ!!」



深く深くキスをする



「なつ…めっ…」



キスの途中で漏れる声が、俺の理性を崩しかける……



「……花音」


「棗……」



視線が絡み合う



「………よしっ!帰るか!」




「……へっ!?」




「なぁ―に。もしかして期待した?」


「ちっ!違うからっ//」



そんなに真っ赤になってたら否定してるとは思わねぇぞ……




「もぉ!帰る!!」



先にどんどん歩き出す花音



本当はすぐにでも、花音の全てが欲しかった



ヤバかったのは俺の方だ……



でも、大切なやつだから…



だから…花音の心の準備が出来るまで待つ




そう決めた………




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