幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜
「はい♪」
あたしに何の用なの……
「先輩って棗先輩と付き合ってるんですよね?」
「……そうだけど」
「棗先輩ってカッコいいですよね〜。頭もいいし、スポーツ万能だし。」
「……そうだね」
一体何が言いたいの?
「先生たちからの信頼も高いですしね。」
「あの…紗月ちゃん、何が言いたいの?」
そのとたん、その場の空気が一瞬にして変わった気がした
「はあぁ―…まだ分かんないの?」
一気に凶変した紗月ちゃん
やっぱり猫被ってた……
「だから、あんたと棗先輩じゃ、釣り合ってないっていうの。」
「っっ。なんで紗月ちゃんにそんなこと言われないといけないのよ…」