幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜


「遅くなってごめん。」



保健室のドアを開けると、うつ向いて座っている花音

「花音?」



「あっ、えっ?棗?いつ来てたの?」


「今…」



「そっか。用事終わったの?」



「あ…あぁ―…まぁな。」



「……そう」



やっぱりなんか元気がない…



昼休み前まで普通だったよな?



「花音、何かあったか?」



「えっ!?」




「元気なくねぇ?」



「…っ」



一瞬顔を歪めた


「やっぱりなんか……」


「うぅん、違うの。ちょっと疲れが出ちゃって。」



疲れ……?



< 201 / 376 >

この作品をシェア

pagetop