幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜


「おじゃましま―す」



ちょっと、遠慮気味に言う花音



「あぁ、今夜、親帰ってこないから、気にしなくていいよ」



「あっ…そうなんだ…」



花音は両親と仲がいいけど、やっぱりなんか…なぁ―…?


恥ずかしいじゃん?



でもいずれはちゃんと話したい……



部屋に向かった俺の後についてくる



「適当に座って」


「あっ、うん」



部屋に入ってすぐに立ちっぱなしの花音が気になりそう言った




一瞬キョロキョロして、カーペットの上にちょこんと座る花音



「……花音。」


「ん?」



「おいで。」



< 235 / 376 >

この作品をシェア

pagetop