幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜


美羽と蓮って、やっぱり危険人物だ……


「あっ、ほらチャイム鳴るよ。」



そう美羽に言われ、急いで教室に走った



「花音ちゃ〜ん」



ゔっ…この声は……


「隼人くん。」



休み時間になり、教室に入ってきた隼人くん



「お前、何しに来たんだよ」


グイッとあたしを引き寄せた棗



明らかに嫌悪な空気



「俺は花音ちゃんに会いにきたんだけど〜」


「お前、諦めたんじゃないのかよ!」



「認めてはいるけど、諦めるなんて一言も言ってない♪」



にんまり笑顔を向ける



「はあ?ふざけんな!」


「はい、はい。わかってるって。もう花音ちゃんとは友達だから」



ん?友達?


「まぁ―そうだね?」



「はあ?何、花音認めてんだよ!」



えっ?


「いぇい♪じゃあ花音とは友達な♪」


「花音って呼ぶなって言ってるだろ!!」




< 245 / 376 >

この作品をシェア

pagetop