幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜
美羽と蓮って、やっぱり危険人物だ……
「あっ、ほらチャイム鳴るよ。」
そう美羽に言われ、急いで教室に走った
「花音ちゃ〜ん」
ゔっ…この声は……
「隼人くん。」
休み時間になり、教室に入ってきた隼人くん
「お前、何しに来たんだよ」
グイッとあたしを引き寄せた棗
明らかに嫌悪な空気
「俺は花音ちゃんに会いにきたんだけど〜」
「お前、諦めたんじゃないのかよ!」
「認めてはいるけど、諦めるなんて一言も言ってない♪」
にんまり笑顔を向ける
「はあ?ふざけんな!」
「はい、はい。わかってるって。もう花音ちゃんとは友達だから」
ん?友達?
「まぁ―そうだね?」
「はあ?何、花音認めてんだよ!」
えっ?
「いぇい♪じゃあ花音とは友達な♪」
「花音って呼ぶなって言ってるだろ!!」